一生の宝物となる「きれいで健康なお口」を、お子さんにプレゼントしませんか?
当院では、将来のお口・身体の健康を考えた、今必要な治療を行います。
特に子どもの場合「虫歯=削って詰めればいい」ものではありません。生え替わりのことや、歯並びのこと。さまざまな情報をまずはキャッチして、そこから総合的に判断します。場合によっては、予防処置に留めて経過を
観察した方が、これからの口腔の成長の妨げにならないこともあります。
一般的に治療に要する数週間、数カ月間だけではなく、5年後、10年後、そして大人になってからの口腔の健康を見据えた治療を行います。
虫歯治療
画一的に「削って詰める」という治療は行いません。永久歯への影響を考え、予防処置+経過観察に留めることもあります。常に、将来的な口腔や身体の健康を考えた治療を行います。
予防治療
乳歯や生えたばかりの永久歯は、ちょっと気を抜くと簡単に虫歯になってしまいます。虫歯になりやすい体質、なりにくい体質というものもありますので、お子さんのお口の状態に応じて、フッ素塗布やシーラントの予防処置を行います。
年齢によって異なる虫歯リスクとその予防方法
大人と違い、子どもは永久歯への生え替わりや身体の成長によって口腔内の環境が著しく変化します。
下記の表は、年齢によって異なる虫歯リスク、そのための予防方法を記載したものです。
年齢 | 虫歯になりやすい歯、場所 | ||
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0~2歳 |
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3~4歳 |
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5~12歳 |
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乳歯の虫歯について
エナメル質の薄い乳歯は、永久歯と比べて虫歯になりやすく、進行スピードも早くなります。症状が現れたときにはできるだけ早くご相談ください。また、定期的に健診を受け、予防・早期治療に取り組むことが重要です。
乳歯の虫歯を放置すると、永久歯の健康に影響します
「乳歯は抜けるものだから虫歯になっても大丈夫」ということは決してありません。
虫歯によって乳歯が早く抜ける(あるいは重度の虫歯で抜かざるを得ない)と、その下にある永久歯が勘違いをして、早く生えてくることがあります。本来の生え変わりの順番が乱されることで、永久歯の歯列の形成がうまくいかず、大きく歯並びが乱れる原因になります。
また、乳歯列期に虫歯が多い子どもは、永久歯に生え替わってからも虫歯が頻発する傾向にあります。
たとえ乳歯の虫歯でも、その都度、きちんと歯科医院で治療を受けることが大切です。
保護者の方へ
小学校中学年までは仕上げ磨きをしてあげてください
大人は、正しい歯磨き方法を知って、必要性を理解し、続けることができます。
一方でお子さんは、正しい歯磨き方法を知ることができても、その本当の必要性を理解したり、継続することはあまり得意ではありません。
ですので、子どもの口腔の健康状態にかかわらず、小学校中学年(3、4年生)までは保護者さんが仕上げ磨きをしてあげるようにしてください。嫌がらないお子さんであれば、小学校在学中は継続してあげると良いでしょう。
当院では、「仕上げ磨きのアドバイス」も行っております。
フッ素塗布・シーラントをご活用ください
フッ素塗布は、乳歯が生え始めた小さな子どもでも受けられる、安全な予防処置です。シーラントも、歯を削ることなく、虫歯リスクの高い溝を埋めることのできる予防処置です。
いずれも、虫歯予防やその先のお口の健康維持のための高い効果が期待できます。お気軽にご利用ください。
フッ素塗布は、数カ月ごとに受けることをおすすめします。
正しい習慣づけを大切にしてあげてください
幼い頃に身に付いた習慣は、成長してからも、大人になってからも、無理なく続けられるものです。
規則正しい生活、バランスの良い食事、定期健診や丁寧なブラッシングなど、できるだけ早いうちから身につけられるよう、その環境を整えてあげてください。
ご不安なことがございましたら、当院もサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。